夜会話――シューガ『香るマタタビ亭』にて (ウェルゼイン)


GM : ウェルゼインさんの夜会話。さあ、お相手は!
ウェルゼイン相手はまあ、シューガ、かな。
GM : 了解しました。では、シューガで。
ウェルゼインはいなー
GM : では、場所は…どうでしょう。マタタビ亭で飲んでるとかでしょうか?
ウェルゼインそうですね。そのつもりです
GM : それでは…いつものように貸切状態のマタタビ亭。店内は微かに夜闇を受け入れつつ、涼やかで、静かなものです。さあ、ウェルゼインさんはこの店内のどこにどのように…?
ウェルゼイン「やはり、落ち着くな」 丸テーブルの椅子に腰掛け、静かにグラスを傾ける
シューガ (NPC) : 「しかし今更だが…ウェルゼインが独りで飲んでると、店の雰囲気がこう重厚な気がしてくるな。ははは」
ウェルゼイン「ん、そうか? それならもっと軽めな感じでいったほうがいいかな。気崩すとか」
シューガ (NPC) : 「あぁ、いやいや、そんなつもりでいったんじゃないんだ。結構憧れの雰囲気だったよ、っていうか酒場っていうとそんなもんかなと思ってた時期もあってね」
ウェルゼイン「……談笑の音がしない酒場は開放感がない、というふうに考える輩がいるが――」
ウェルゼイン「なるほど、シューガ殿はそういうのより、こういった感じがよかったのか」 微笑む
シューガ (NPC) : 「ははは、そんな深い意味もないと思うけどな。俺はガキの頃から騒がしい方だったから、大人っていうと物静かで…酒場っていうと大人の居場所で…そういうイメージだったんだろうな」
ウェルゼイン「そういうことか。少しは気持ちがわかるかな」
ウェルゼイン「私自身は、騒がしくしたつもりはないが、そういった群れの中に混じったことはあったしな」
シューガ (NPC) : 「――それにしても、今回は本当にやばかったらしいな」
ウェルゼイン「あぁ、まったくだ。精神が喰われた」
シューガ (NPC) : 「喰われた? え、手遅れ?」
ウェルゼイン「いやいや。もちろん立ち直ったさ。ただ、それぐらい危なかった、ということでな」
シューガ (NPC) : 「はは、だよな。それと、帰ってきたばっかりのエディルの愚痴も聞いてたんだが…」
シューガ (NPC)「あいつまだアルマ嬢と煮えきってないのか」
シューガ (NPC) : 「アヴィンさん、お前達になんか言ったのか?」
ウェルゼイン「ああ、そうだな。私は傍で黙って聞いていたが、確かに腑に落ちないものはあった」
ウェルゼイン「しかし、相手にも相手の、信念、というのかな。心の柱があるのはわかった」
シューガ (NPC) : 「ああ…。アヴィンさんはずっとオーフィスの冒険者達を導いてきた人だからな」
シューガ (NPC) : 「『セブンスセブン』って名前の意味、知ってるか?」
ウェルゼイン「……いや」 首を横に振る
シューガ (NPC) : 「星の並び方の名前なんだとさ。王国時代の言葉でな」
ウェルゼイン「ほぉ……ロマン、というのかな。溢れるものがあるじゃないか」
シューガ (NPC) : 「そういうのは鬼妖界の文化の方が現代的かもしれん。えーっと、なんていったかな? 北の…七つの…」
ウェルゼイン「シルターンは流石に畑違いだぞ……」
GM : 一応、知力で判定してみましょうかw 難易度は、まあ畑違いってことで「11」で。
ウェルゼイン夜会話でまさかの判定、だと…!? 2D6 → 2 + 3 + (4) = 9
ウェルゼイン「……うむ、思い当たるものがないな」
シューガ (NPC) : 「あー…アルマ嬢はシルターン文化に通じてたから知ってそうなんだが、今頃、エディルに」
エディル人をいちいち引き合いに使うなー!ってか心なしか悪意を感じるぞー!
ウェルゼイン「アルマ……エディル……あぁ、なるほど」
アルマ (NPC) : 「ごめんくださ…って、は、はい?」 時間軸超えて召喚。(爆)
ウェルゼイン「噂をすればなんとやら、かな……」
ウェルゼイン「こんばんは。今日は世話になったな」
アルマ (NPC) : 「あ、いえ、こちらこそ。あの、エディルさんが戻ってるかと思って…」
ウェルゼイン「ん? いや、見てはいないが……」
シューガ (NPC) : 「おお、なんていいところに。って、エディル? てっきりお前さんのとこにいってるのかと思ったが」
アルマ (NPC) : 「い、いえ、その…な、なんでも」 照れてうつむき。
シューガ (NPC) : 「ほほほう…(にやにや)」
ウェルゼイン「そうか、そうか。(にやにや)」
アルマ (NPC) : 「あ、いえ、あの、今、いいところに、って? な、なんでしょうかっ?」 あせあせ。
ウェルゼイン「シルターンの話をしてたんだ。なんだったかな。セブンスセブン、のそっちの表現? というのかな」
アルマ (NPC) : 「え、セブンスセブンの?」
シューガ (NPC) : 「ほら、シルターンで…あるよな? 星の並び方…占いとかにも使うってやつ。それで、北の…七つの、なんとかってのがなかったっけ?」
アルマ (NPC) : 「北…七つ…? あ…北斗七星のことですか?」
ウェルゼイン「ほ、ホクトシチセイ?」
アルマ (NPC) : 「北の空に見える七つ並んだ星並び――星座っていうんですけど――のことですよ」
アルマ (NPC) : 「リィンバウムではどうかわからないですけど、鬼妖界の文化では北斗七星は…」
アルマ (NPC) : 「人々の生死を司り、時には導きを、時には迷いを与えるという、魂における使命の象徴であるといわれています」

――カイナ・ケイナの兄貴に「ホクト」っているし、多分あるのだと思う…! なくても、負けないっ!(ぉ


ウェルゼイン「ほぉ……」
ウェルゼイン腕組んで少し考えた後 「たしかに、アヴィン殿が言っていたことに、通ずるものがあるな」
シューガ (NPC) : 「そうそう、それ! で、そのリィンバウムでの古い呼び名が『セブンスセブン』…。アヴィンさんのギルドは、つまりオーフィスの冒険者達にとっての…北斗七星なんだとさ」
アルマ (NPC)「(あ、そうだったんだ…)」
ウェルゼイン「何もないときに聞いていれば、素直に素晴らしい、と思えたかもしれないのだがな」
ウェルゼイン「今後付き合っていくにも、我々には少し譲歩する必要があるようだ」
シューガ (NPC) : 「オーフィスはあくまで自由を尊重する。アヴィンさんがどれだけ立派な人だとしても、その価値はあくまで見る者の主観に委ねられるものだ」
シューガ (NPC) : 「だから、アヴィンさんに何を言われてお前達がどう感じてどんな答えを出しても、俺はマスターとして否定はしないよ」
ウェルゼイン「そうか。……それじゃ自分も、はっきりと自分の意志と信念を持たないとな」
シューガ (NPC) : 「そう。自分の選んだ道を誰よりも信じる。大切なのはそこなんだ。その結果、間違ってしまったとしても」
シューガ (NPC) : 「もっとも正しい形で、過ちを受け入れることができるはずだ。その道を選んだ自分自身を疑いさえしなければ」
ウェルゼイン「……自分自身を疑う、ね。苦い思い出だ」 そう言って、グラスを持って立ち上がる
シューガ (NPC) : 「まあ…理想論だけどな」 と薄笑い。
ウェルゼイン「自分が掲げていた課題が、正しかったことがわかったことだけでも大収穫だ。……シューガ殿」 近づく
ウェルゼイン「乾杯しよう」 グラスを掲げる
シューガ (NPC) : 「おお、いいねえ。おっと、せっかくだし嬢ちゃんもほれ」 と、アルマの方にもグラスを差し出す。
ウェルゼイン「そうだな。さあ、こちらへ」
アルマ (NPC)「え、あ、でも」
シューガ (NPC) : 「いいからいいから(どばばー」 ※アルマは未成年ではない。
ウェルゼイン「さて、では。改めて」 掲げる
アルマ (NPC)「あ、は、はい。じゃあ…はい…」 されるがまま。
GM音頭どうぞー。
ウェルゼイン「好きにすればいい、と言ってくれたマスターの寛大な心と、過去と、未来に」 スッ、みたいな感じで
シューガ (NPC)「我が同志達の無事と栄光を願ってー…乾杯ッ」 カコーンっと。
シューガ (NPC)いけね、テンション低い。(爆
ウェルゼインwww
アルマ (NPC)「(焦りつつ)か、かんぱーい」 かここーん。
アルマ (NPC)わ、私は間違いじゃないですよ。(ぉ
GM静かながら涼やかな乾杯の音が、夜空に溶け込んで…。
GM : そして、ウェルゼインさんもまた、この嵐の前の静けさに。今はただ疲れた身体を預けるばかり…。

――――to be continued――――


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